最新の記事
-
- 魅力ある街づくりに向けて 6<後編>
- 2009/04/12(日) PM 2:44
-
こんにちは!スタッフの松井です
今回は前回に引き続き、「用途地域」が間取りにどのように影響を与えるかをお話していきます!
*前回の記事を読んでいない方はこちら
→http://www.cikodate.com/blog/archives/2009/04/post_104.html
話は前編の冒頭に戻ってきますが、一戸建てにおける、浴室についてです。
2階建の戸建を建てるとき、一般に1階には玄関・トイレ・LDK・和室は外せないですよね。そして浴室も1階にして、2階は洋室3室とトイレだけだと、1階が大きくなりすぎて、広い土地が必要になり、さらに建築費も割高となります。(基礎・屋根面積の増大による)
しかも、前回でてきた「用途地域」によって、土地には「建ぺい率」や「容積率」が決められています。
これらの規制によって床面積を有効に取れなくなってくると...更に広い土地が必要となる場合があります!!
建売住宅の場合、その販売価格に占める土地代の割合が高いため、土地が大きくなれば、その分お値段も大きく...なってしまうのです!
そこで、
ここからが建築監理部の腕の見せどころ!
土地に対して上手にプランニングをしていくことで、
より快適な住まいをデザインします。
例えば、浴室・洗面については、これらを2階に設置することで、1・2階の面積を近づける訳です。
それぞれの代表的なプランと特徴としましては、下記のとおりです。
<1階浴室の特徴>
○高齢者への配慮
洗面や浴室を利用するのに階段を昇降せずに済みます。毎日の行動ですので、ご高齢の方にとっては、積み重なると大変です。
○利用状況が把握しやすい
LDにいながら、洗面・浴室の利用状況が把握しやすく、お風呂のタイミングも判断しやすくなります。
○どろんこ汚れ
子供のどろんこになって帰って来ても、すぐに洗面所が使えます。来客の際の手洗いにも便利です。
<2階浴室の特徴>
○家事(洗濯)動線に便利
弊社の物件では、ベランダに物干金物を設置しており、その場合、洗濯物を持って、階段を昇降する必要もありません。片付けも各部屋に片付ける場合が多いので、2階で完結できます。
○入浴動線に便利
入浴の際には、必ず着替えが必要です。洋室と近いことで動線も短くなります。また、歯磨きや化粧等の身支度の動線にも便利です。
○庭が広く取れる
1階にLDK・和室、2階に洋室3室の4LDKを建築する場合、2階に洗面・浴室を配置すると、1階と2階の面積バランスが良くなり、効率的に面積を使うことができ、その分庭を広く取ることが可能です。
○防犯・プライバシー
1階浴室の場合でも、ガラスをくもりガラスにする配慮はしていますが、洗面・浴室が2階にあるだけで、防犯やプライバシー面で断然有利です。
以上のように、浴室が1階にあるか2階にあるかで、それぞれに特徴があるため、コンセプトによって使い分けています。
都市型住宅で用途地域の制約によって、面積が大きく取れないときは、2階浴室で効率的な建物にして、逆にゆとり重視で敷地を広く取り、面積に余裕があるときは、1階浴室にするといった感じですね。
また、マンションのように和室をなくして1階浴室に広いLD、2階に洋室4部屋というプランもありますが、戸建ではまだまだ和室人気は高いようです。
このように、浴室が1階か2階かというたった一つの条件だけで、家の形状や特徴が違ってきます。だからこそ、1棟1棟について、こだわりを持ちながら間取りを決めているのです。
次回は、「仕様決め」についてのお話です。お楽しみに!
« 魅力ある街づくりに向けて 6<前編> | このBlogのトップへ | 【番外編】 コスモスイニシア新人紹介’09 »